
副皮除去
副皮(ふくひ)とは

大陰唇と小陰唇の間にあるひだを、日本では副皮としています。海外ではクリトリスの一部とも捉えられている部分で、機能的にはそれほど需要な器官ではなく、副皮が存在していなくても生殖機能や排尿などに影響はありません。
反対に副皮が存在していても人体に大きな影響はありませんが、分泌液の垢がひだに溜まりやすくなることによる臭いやムレ、また副皮が邪魔で不感症気味になるなど、マイナートラブルを感じられている方も多くいらっしゃいます。
当クリニックの副皮除去は、お悩みの原因となっている副皮を切除し、外縫い或いは中縫いで縫合を行います。小陰唇縮小と一緒に行う方が多いです。
こんな方におすすめ
- 副皮の大きさや左右差が気になっている方
- デリケートゾーンの痒みや炎症が起こりやすく根本的に改善したい方
- 小陰唇と副皮の間の溝に恥垢が溜まりやすい方
おすすめしない方
- 妊娠中または産後すぐの場合
- 術後すぐに性行為・運動をしたい人
なぜ副皮があると悩みに繋がる?
副皮が発達していると、たとえ小陰唇だけを小さくしても、付け根部分に皮膚が余ってしまい、バランスの悪い見た目になることがあります。
また、このヒダが下着に擦れたり、汚れが溜まりやすくなることで蒸れやかゆみの原因になったりと、審美的な問題だけでなく機能的なお悩みにも直結します。
多くの方が小陰唇縮小と
併用されています

当院では、カウンセリングの結果、多くの方に小陰唇縮小と副皮除去の同時施術をお勧めしています。それには明確な理由があります。
審美性の飛躍的な向上
小陰唇から副皮までを一体としてデザインし切除することで、Iライン全体が滑らかでスッキリとした、自然で美しい仕上がりを実現できます。
付け根部分のもたつきがなくなるため、洗練された印象になります。
機能性の根本的な改善
擦れや蒸れの原因となる余分な皮膚をまとめて切除するため、日常的な不快感を根本から解消することが可能です。
身体的・経済的負担の軽減
手術が一度で済むため、ダウンタイムも一度で済みます。また、別々に手術を受けるよりも費用を抑えることができるため、患者様の負担を軽減できます。
抜糸ありとなしの違い
これは、カウンセリングで最も多くご質問をいただく点の一つです。

まず、両者の最も大きな違いは、施術で組織を縫い合わせる際に使う「糸の種類」です。
抜糸あり
非吸収糸(溶けない糸)を使用します。そのため、約1〜2週間後にクリニックで糸を取り除く(抜糸する)必要があります。縫合の方法は外縫いです。
メリット
外縫いはスピーディーな縫合が可能なため、手術時間を抑えることができ、患者様のお身体の負担軽減につながります。
当院では溶けない糸の中でも、身体にとって異物反応(炎症)が起きにくく、適度な太さの糸を使っております。
そして、傷がある程度治癒した最適なタイミングで糸を抜き取るため、縫合の跡が残りにくいという特徴があります。
デメリット
術後、約1〜2週間後にもう一度クリニックへ行く手間がかかります。
抜糸の際に痛みを伴うことがあり、チクッとした鋭い痛みを感じることがあります。
また、1〜2週間ほど患部に糸が付いている状態になりますので、その間チクチクとした違和感を感じます。
傷の治りがゆっくりだったり、ダウンタイムが伸びる可能性が「抜糸なし」に比べて高くなる傾向があります。
抜糸なし
吸収糸(溶ける糸)を使用します。糸が数ヶ月かけて体内で自然に分解・吸収されるため、抜糸のための通院は不要です。縫合の方法は中縫い(真皮縫合)です。
メリット
溶ける糸は、身体にとって異物反応(炎症)が非常に少ないため、傷が落ち着くまで組織を静かに支え続けます。そして、皮膚の内側の断端がぴったり合うように縫合(中縫い)するため、縫合の跡が残りにくく、一本の線のような非常に綺麗な仕上がりを目指せます。
また、糸を伝って細菌が侵入するリスクが低く、感染のリスクを低く抑えられます。
技術力が必要な縫合方法ではありますが、私なら形成外科で培った技術で美しく仕上げていきます。
抜糸のための通院が不要なことも、 遠方にお住まいの方や、お仕事が忙しく術後に何度も通院するのが難しい方にとってのメリットです。抜糸はどうしても痛みが出てしまいますが、その必要が無いのも大きなメリットです。
デメリット
抜糸なしの術式は、皮膚の内側の断端がぴったり合うように縫合(中縫い)しますが、中縫いは技術的に難易度が高く、技術と経験が必要です。
当院は、抜糸なしの術式を受けられる患者様が非常に多く、十分な技術と経験がございますが、それでも抜糸ありの方法に比べると手術時間が長くなる傾向があります。
施術によって期待できる5つの変化

長年の見た目のコンプレックスから解放
多くの方が抱える「大きさ」「左右差」「黒ずみ」「ヒダの多さ」といったお悩みが解消され、全体的にバランスの取れた、スッキリとした見た目へと変化します。
特に、小陰唇と副皮を同時に整えることで、Iライン全体が滑らかで美しい形状になることが期待できます。
日常の「小さなストレス」の解消
見た目以上に、日々の生活における不快感にお悩みの方は少なくありません。
余分なヒダや皮膚がなくなることで、衣服の擦れや痛みの軽減や、下着への挟まりの解消など、機能的な問題が根本から改善されます。
清潔で健やかな状態を保ちやすい
複雑なヒダやたるみは、汚れ(恥垢)が溜まりやすく、蒸れの原因となります。これが、かゆみやかぶれ、気になる臭いにつながることもあります。
形状がシンプルになることで、拭き取りやすく、洗いやすくなり、日々のセルフケアが格段に楽になります。
自分に自信が持てる
これら3つのメリットは、最終的にあなたの内面に大きなプラスの変化をもたらします。
長年のコンプレックスや不快感から解放されることで、ご自身の身体を今まで以上に肯定的に受け入れられるようになります。
「介護形成」という新しい視点
少し先のお話になりますが、将来ご自身が介護される立場になった時のことを想像してみてください。デリケートゾーンがシンプルで清潔を保ちやすい形状であることは、ご自身の快適さだけでなく、介助者の負担を大きく減らすことにも繋がります。
最近では、「介護脱毛」とともに、将来を見据えてデリケートゾーンの形を整えておきたいというご相談も増えています。
リスクと注意点
ダウンタイム(回復期間)が必ずある
手術直後から普段通りの生活が送れるわけではありません。個人差はありますが、一般的な経過をご説明します。
痛み
手術当日から術後2〜3日をピークに、ジンジンとした痛みやズキズキとした痛みを感じることがあります。処方する痛み止めで十分にコントロールできる範囲ですが、痛みの感じ方には個人差があります。
腫れ・内出血
腫れは術後2〜3日がピークで、大きな腫れは1〜2週間かけて徐々に落ち着きます。内出血が出た場合も、1〜2週間で黄色っぽく変化しながら消えていきます。最終的に組織が完全に落ち着き、完成形となるまでには1〜3ヶ月程度の時間が必要です。
感染のリスクがある
非常に稀ですが、傷口から細菌が入り感染を起こす可能性があります。予防のために抗生剤を処方しますが、万が一、強い痛みや腫れ、赤み、熱感が出た場合は、すぐにご連絡ください。
左右差が生じる場合がある
元々のお身体の歪みや骨格の差もあり、ミリ単位の誤差もなく完全に左右対称に仕上げることは極めて困難です。
当院では、術前のデザインで細かく調整し、客観的に見てわからないレベルの自然な仕上がりを目指します。
感覚の変化
術後、一時的に施術部位の感覚が鈍くなったり、逆に過敏になったりすることがあります。
これは、手術で皮膚の細かい知覚神経が切断されるために起こる自然な経過であり、ほとんどの場合、3ヶ月〜半年ほどかけて徐々に回復します。
理想との相違
患者様が思い描く「理想の形」と、医師が提案する「医学的に自然で美しい形」が、最初から完全に一致しているとは限りません。このギャップを埋めるために、当院ではカウンセリングの時間を最も大切にしています。
ご希望のイメージを遠慮なくお伝えいただき、私からも実現可能なデザインをご提案し、お互いが完全に納得した上で手術に臨むことが、満足のいく結果への一番の近道です。
婦人科形成症例数
ナンバーワンの実績

なかなか症例写真が見れない婦人科形成だからこそ、上手な医師が分からず不安ですよね。アポロンクリニック院長、和田真梨子は関東エリアの症例数ナンバーワン。
※湘南美容クリニック2021年上半期実績
また、ドクター、ナース、カウンセラーと、スタッフ全員が女性のため、とても相談がしやすい環境で、同じ女性であるからこそ理解できる部分も多くあります。
アポロンクリニックが宇都宮の
女性に選ばれる5つの理由
診察から施術、アフターケアまで女性院長が一貫して担当

男性医師には話しづらいお悩みも、気兼ねなくご相談ください。最初から最後まで、私が責任をもって担当いたします。
また、当院のスタッフは全員女性のため、ちょっとした質問やお悩みなどもお気軽に相談することが可能です。
婦人科形成の豊富な経験と繊細なデザイン力

アポロンクリニック院長、和田真梨子は関東エリアの症例数ナンバーワンの実績(※)があります。数多くの症例経験に基づき、医学的に正しく、かつ審美的に美しい仕上がりを追求します。
また、形成外科で培った正確かつ緻密な縫合で、ダウンタイムを最小限に抑えて施術したとバレないような綺麗な仕上がりを叶えます。
※湘南美容クリニック2021年実績
プライバシーに徹底配慮した完全個室の空間

当院では受付後、完全個室のカウンセリングルームにご案内しております。他の患者様とお顔を合わせることのないよう動線を工夫しております。
痛みを最小限に抑えるための麻酔へのこだわり

静脈麻酔を使用し、眠った状態で手術を終えることが可能です。安心して施術を受けていただける環境を整えています。
駅から徒歩1分の通いやすい立地

術後の検診なども含め、通院しやすいことは非常に重要です。東武宇都宮駅からすぐの場所にあり、アクセスも良好です。
隣にコインパーキングもございますので、お車でのご来院もしやすい立地です。
副皮除去の施術の流れ
01
ご予約
まずはお電話またはWEB予約フォーム、LINEから、無料カウンセリングをご予約ください。

02
カウンセリング
院長がデリケートゾーンの状態を診察し、お悩みやご希望を詳しく伺います。最適な治療法をご提案し、仕上がりやリスク、費用についてご説明します。
ご予算に合わせたご提案もさせていただきますのでお気軽にお申し付けください。

03
撮影
術前の状態を記録します。施術部位の確認や効果の比較にも活用します。

04
デザイン
患者様の希望に合わせて医師が丁寧にデザインを行います。

05
施術
事前にデザインと最終確認を行ってから、施術に入ります。笑気麻酔か静脈麻酔でのお施術になります。

06
アフターケアのご案内
施術後の過ごし方や注意事項をご説明します。必要な処方薬をお渡しします。ダウンタイム中に気になる症状については、経過観察に来ていただければしっかり診察いたします。
ご来院が難しい場合は、施術箇所のお写真を当院の公式LINE宛にお送りいただければ、オンラインでの経過観察も可能です。

注意事項
施術時間 | 約30分 (抜糸あり、なしによって変動あり) |
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ダウンタイム | 抜糸ありの場合、約10日後に抜糸します。大きな腫れは1〜2週間程度で落ち着き、3〜6ヶ月で完成となります。 抜糸なしの場合、大きな腫れは3日〜1週間程度で落ち着き、1〜3ヶ月で完成となります。 |
入浴・運動・飲酒 | 血行が良くなることで腫れや内出血が強く出たり、長引く可能性があります。シャワーは翌日から可能ですが、湯船に浸かるのは1週間程度控えていただくことを推奨しております。 |
通院回数 | 抜糸ありの場合は通常2回、抜糸なしの場合は通常1回(モニターの場合術後1週間、術後1ヶ月、3ヶ月後のご来院が必要となります。) |
治療が受けられない方 | ・未成年で保護者の許可を受けていない方 ・妊娠中の方 |
副作用・リスク | 腫れ、内出血、熱感、痒み、浮腫、糸が露出する、つっぱり感、傷が開く、皮膚の硬化、血腫、傷痕、感染(化膿)、左右差 |
注意事項 | ・激しい運動は1週間はお控えください。 ・自転車での移動は2週間ほどお控えください。 ・性交渉は抜糸ありの場合は1ヶ月ほど、抜糸なしの場合は1〜2週間ほどお控えください。 |
料金について
メニュー | 料金(税込) | |
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副皮除去(抜糸あり) | 片側 | ¥90,000 |
両側 | ¥150,000 | |
副皮除去(抜糸なし) | 片側 | ¥130,000 |
両側 | ¥220,000 | |
笑気麻酔 | ¥20,000 | |
静脈麻酔 | ¥50,000 |
よくあるご質問
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Q
傷跡は目立ちますか?パートナーに気づかれますか?
傷跡がシワに隠れるようにデザインし、極めて細い糸で丁寧に縫合するため、術後数ヶ月でほとんど分からなくなります。
ご自身で注意深く見なければ気づかれないレベルに仕上がることが多いです。
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Q
痛みはどのくらい続きますか?仕事はいつから復帰できますか?
術後2〜3日をピークに、ジンジンとした痛みを感じることがあります。処方する痛み止めで十分にコントロール可能です。
デスクワークであれば、手術の翌々日あたりから復帰される方が多いです。
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Q
将来の妊娠や出産に影響はありますか?
小陰唇や副皮は、妊娠や出産、授乳の機能とは直接関係のない部分です。
手術が将来の妊娠・出産に影響を与えることはありませんのでご安心ください。
