クマ取りの失敗例と全回避策!美容外科医が後悔しない方法を徹底指導
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クマ取りの5つの失敗パターン
まず、よく聞く5つの失敗パターンを見ていきましょう。
- 脂肪の取りすぎによる「凹み・くぼみ目」
- 皮膚のたるみが悪化し、かえって増えた「ちりめんジワ」
- 取り残し・不均一による「凸凹・左右差」
- 大切な「涙袋」が消えてしまった
- 「アッカンベー」の状態になる外反(がいはん)
「なぜそうなってしまったのか」を分かりやすく解説します。
失敗パターン①:脂肪の取りすぎによる「凹み・くぼみ目」

施術内容:経結膜脱脂術/料金:¥100,000(税込)※脂肪注入併用の場合/リスク:腫れ、内出血、膨らみが残る、瞼が凹みすぎたと感じる、左右差など/施術内容:脂肪注入法/料金:¥460,000(税込)/リスク:腫れ、内出血、感染、痛み、しこり、石灰化、色素沈着など
他院様で脱脂のみおこなった方です。取り残しによる左右差や、凹み、色味を当院で修正いたしました。
目の下の膨らみ(眼窩脂肪)を取る「脱脂」という手術で最も多い失敗例です。膨らみがなくなったものの、その下が影のように凹んでしまい、かえって老けたりやつれたりした印象になってしまいます。
なぜ起こる?
眼窩脂肪は、眼球をクッションのように支える大切な役割も担っています。この脂肪を、将来的な変化を予測せずに単純に取り除きすぎてしまうと、このような凹みが生じます。
特に50代以降は、お顔全体の骨格が痩せ始め、皮膚のハリも失われているため、20代の方と同じ感覚で脱脂を行うのは非常に危険です。取るべき脂肪と、支えとして残すべき脂肪をミリ単位で見極める精密な技術が医師に求められます。
失敗パターン②:皮膚のたるみが悪化し、かえって増えた「ちりめんジワ」

膨らみがなくなったことで、余った皮膚がたるみ、ちりめんジワとして現れるケースです。これは特に皮膚が薄く、弾力が低下している50代以上の方に起こりやすい失敗です。
なぜ起こる?
パンパンに膨らんだ風船の空気が抜けると、表面がシワシワになるのをイメージしてください。それと同じで、長年脂肪で引き伸ばされていた皮膚は、中の脂肪がなくなるとハリを失い、たるんでしまうのです。
これを防ぐには、脱脂と同時に脂肪を凹んでいる部分に移動させる(ハムラ法)、あるいは少量注入する(脂肪注入)など、皮膚にハリを持たせる工夫が必要です。「あなたの場合、脱脂だけで十分」という診断には注意が必要です。
失敗パターン③:取り残し・不均一による「凸凹・左右差」

手術後も膨らみが残っていたり、左右で仕上がりが違ったり、表面が凸凹になったりする状態です。これでは満足のいく結果とは言えません。
なぜ起こる?
これは純粋に、医師の技術力とデザイン力の問題です。目の下の脂肪は、内側・中央・外側の3つの区画に分かれています。この3つを均一に、かつ滑らかになるように処理するのは、実は非常に繊細な技術を要します。
オペの前にマーキングもせず、大雑把な手術を行う医師のもとでは、この失敗が起こる可能性が高まります。
失敗パターン④:大切な「涙袋」が消えてしまった

若々しさや優しい表情の象徴でもある涙袋が、手術後になくなってしまうことがあります。
なぜ起こる?
涙袋の正体は、眼輪筋(がんりんきん)という筋肉の盛り上がりです。クマの原因である眼窩脂肪は、そのさらに奥にあります。
解剖学的な知識が浅い医師が手術を行うと、この眼輪筋を傷つけてしまったり、脂肪と間違えて切除してしまったりすることで、涙袋が消失するリスクがあります。
失敗パターン⑤:「アッカンベー」の状態になる外反(がいはん)

これは皮膚を切開する術式(表ハムラ法など)で起こりうる、最も避けたい合併症の一つです。機能的な問題(目が乾く、涙が止まらないなど)も引き起こします。
なぜ起こる?
たるんだ皮膚を取りたい一心で、皮膚を切除しすぎてしまうことが原因です。特に50代以降は皮膚の伸展性が低いため、切除量の判断は極めて慎重に行う必要があります。経験の浅い医師が安易に皮膚切除を行うと、このような取り返しのつかない事態を招く可能性があります。
なぜ、クマ取りの失敗は起こるのか?知るべき根本原因
原因①:医師の「技術力」と「経験」の絶対的な不足
「クマ取りは簡単な手術」というイメージがあるかもしれませんが、それは大きな間違いです。特に50代以上のたるみや骨格の変化を伴う症例は難易度が高く、顔面解剖を熟知し、数多くの症例を経験した医師でなければ、安全で美しい結果を出すことはできません。

原因②:あなたに合わない「術式」の選択
あなたのクマの原因は、脂肪の膨らみだけでしょうか?皮膚のたるみは?骨格の凹みは?これらを総合的に判断せず、「脱脂だけでOK」と安易な診断を下すクリニックは危険です。あなたにとって最適な術式(脱脂、脂肪注入、ハムラ法など)を、メリット・デメリット含めて公平に提案してくれる医師でなければ、信頼できません。

原因③:利益優先の「カウンセリング」による認識のズレ
残念ながら、患者様の不安を解消するよりも、契約を急がせることを優先するクリニックも存在します。「必ず綺麗になります」「リスクはほとんどありません」といった言葉を鵜呑みにしてはいけません。デメリットやダウンタイムについて時間をかけて丁寧に説明し、あなたの質問に真摯に答えてくれるかどうかが、クリニックの姿勢を見極めるポイントです。

後悔しないためのクリニック・医師選び「4つの鉄則」
では、どうすれば信頼できる医師に出会えるのでしょうか。ここがこの記事の最も重要な部分です。明日からのクリニック選びですぐに使える、具体的なアクションプランをお伝えします。
鉄則①:症例写真の「年代」「画質」「角度」を必ず確認する
20代の綺麗な症例ばかりを載せているクリニックは要注意です。30代以上の症例が豊富にあるかを確認しましょう。また、美肌加工されていない鮮明な画像か、正面だけでなく斜めから撮影した写真も公開されているか、がチェックポイントです。
鉄則②:カウンセリングで「クマの原因」を解剖学的に説明してくれるか
「たるみですね」の一言で終わらせる医師は論外です。あなたの骨格、皮膚の厚み、脂肪の膨らみ方を診察し、「あなたの場合は、ここの靭帯が緩んでいて、ここの脂肪が前に出てきているので、この術式が必要です」というように、あなた個人に合わせた診断と、その医学的根拠をきちんと説明してくれる医師を選びましょう。
鉄則③:院長が自らカウンセリングから執刀、アフターケアまで一貫して担当するか
カウンセリング担当者と執刀医が違う「流れ作業」のクリニックでは、あなたの細かなニュアンスや希望が執刀医に伝わらないリスクがあります。最初から最後まで、責任をもって一人の医師が担当してくれる体制が理想です。
鉄則④:セカンドオピニオンを快く勧めてくれるか
「今日契約すれば割引します」などと、その場での決断を迫るクリニックは絶対に避けてください。本当に患者様のためを思う医師なら、「高額な治療ですので、一度ご自宅でゆっくり考えてみてください。他のクリニックの話を聞いてみるのも良いと思いますよ」と、冷静な判断を促してくれるはずです。
アポロンクリニックがクマ取りで選ばれる理由
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。 最後に、少しだけ当院のお話をさせてください。これは宣伝ではなく、あなたが抱える不安を、私たちならどのように解決できるかというお約束です。
院長は、あなたと同じ悩みを経験した女性です
私自身も加齢による目元の変化に悩んだ経験があります。だからこそ、あなたの「綺麗になりたい」という純粋な願いも、「失敗したくない」という恐怖も、心から共感できます。医学的な見地はもちろん、女性ならではの美的センスで、あなたに最も似合う自然で若々しい目元をデザインします。デリケートなお悩みも、どうぞ安心してご相談ください。
40代以上の症例数、栃木県内トップクラス
当院は特にエイジングケア治療に力を入れており、40代以上の患者様が数多くご来院されます。豊富な経験から、加齢による複雑な目元の状態を的確に診断し、たるみ、凹み、シワといった複合的なお悩みを解決するオーダーメイド治療をご提案することをお約束します。
丁寧なカウンセリングと術後シミュレーション
私たちは、カウンセリングを「診察」だと考えています。あなたの不安がゼロになるまで、じっくりお話を伺います。術後のイメージを具体的に共有することで、「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを防ぎます。
万全なアフターフォロー
手術が終われば終わり、ではありません。術後の不安な時期にいつでもご相談いただけるよう、院長直通の連絡先をお伝えしています。また、万が一の場合に備えた保証制度も書面で明確にお渡ししており、最後まで責任をもってあなたの目元を見守ります。
まとめ
クマ取りの失敗パターンとして、
- 脂肪の取りすぎによる「凹み・くぼみ目」
- 皮膚のたるみが悪化し、かえって増えた「ちりめんジワ」
- 取り残し・不均一による「凸凹・左右差」
- 大切な「涙袋」が消えてしまった
- 「アッカンベー」の状態になる外反(がいはん)
の5つがあります。
これらの失敗は、クリニックや医師選びをしっかりすれば回避できるものです。
クマ取り治療は、決して怖いだけの手術ではありません。正しい知識を持ち、心から信頼できる医師を選ぶことさえできれば、あなたの人生をより一層輝かせる、素晴らしい自己投資になります。
たくさんの失敗例を見て不安になったかもしれませんが、その原因と回避策を学んだ今のあなたなら、もう大丈夫です。あなたは、賢明な選択ができる知識をすでに手に入れています。