エラボトックスで後悔したくない方へ。「失敗しない」小顔治療

更新日

公開日

せっかく綺麗になるために治療を受けたのに、逆に老けて見えたり、表情が硬くなってしまっては本末転倒です。 「後悔」につながる失敗には、医学的な原因が必ずあります。

エラボトックスの代表的な3つの失敗例

頬コケ(げっそりとして老けて見える)

エラの筋肉(咬筋)の上部、特に頬骨の下あたりにボトックスを効かせすぎると起こります。ここが痩せすぎると、頬骨が浮き出てしまい、不健康で老けた印象を与えてしまいます。

H3 たるみ(皮膚が余ってしまう)

咬筋が小さくなるスピードに皮膚の収縮が追いつかず、余った皮膚がブルドッグのように下がってしまう現象です。特に、皮膚の弾力が低下し始めている方や、元々の筋肉量が非常に多い方で起こりやすいリスクです。

表情の不自然さ(笑いにくい)

エラの筋肉(咬筋)のすぐ近くには、口角を横に引く「笑筋(しょうきん)」があります。注入位置がズレたり、薬剤が拡散しすぎたりして笑筋に作用してしまうと、口角が上がりにくくなり、ひきつったような笑顔になってしまいます。

エラボトックスのメリットと期待できる効果

医療行為である以上、メリットだけでなくデメリットも存在します。これらを納得した上で施術を受けていただきたいと考えています。

フェイスラインがシャープになる

エラの張りが取れ、小顔効果得られます。

歯ぎしり・食いしばりの改善

筋肉の過剰な緊張が解けるため、顎の疲れや、食いしばりによる頭痛・肩こりが楽になる副次的効果があります。

ダウンタイムがほぼない

施術直後からメイクができ、周りにバレずに自然に変化します。

デメリットとリスク・副作用

噛む力が一時的に弱くなる

施術後1〜2週間ほど、硬いお肉などが少し食べにくく感じることがあります(ダイエットになって良い、という方もいらっしゃいます)。

即効性はない

手術のように直後に変わるわけではありません。注射後3週間〜1ヶ月ほどかけて徐々に筋肉が小さくなります。

定期的なメンテナンスが必要

効果は永久ではありません。半年に1回程度のペースで続けることで、小顔状態をキープしやすくなります。

エラボトックスで後悔しないためのポイント

エラボトックスは、小顔効果や食いしばり・歯ぎしりの改善を目的として行われる代表的な美容医療のひとつです。
一方で、適応や注入量を誤ると「思っていた仕上がりと違う」と後悔につながるケースもあります。
施術を受ける前に、以下のポイントを理解しておくことが大切です。

  • 施術の目的を明確にする

    エラボトックスは、咬筋(こうきん)という筋肉の働きを弱める施術です。そのため、

    • 小顔を目的とする場合
    • 食いしばりや歯ぎしりの改善を目的とする場合

    では、適切な注入量や注入方法が異なります。目的を明確にしたうえで施術計画を立てることが重要です。

  • 初回は注入量を控えめにする

    効果を強く出そうとして過剰に注入すると、

    • 頬がこけたように見える
    • フェイスラインのバランスが崩れる
    • 噛む力が弱くなり違和感が出る

    といったリスクがあります。特に初回は、少量から様子を見ることが後悔を防ぐポイントです。

  • 骨格と筋肉の見極めが重要

    エラの張りは、筋肉が原因の場合もあれば、骨格が主な原因の場合もあります。
    骨格が主因の場合、エラボトックスによる見た目の変化は限定的です。施術前に、エラの原因がどこにあるのかを正確に診断してもらうことが欠かせません。

  • 効果の出方と持続期間を理解する

    エラボトックスの効果は、施術直後に現れるものではありません。一般的に、2〜4週間ほどで効果を実感し、持続期間は約3〜6か月です。永久的な治療ではないことを理解したうえで施術を検討しましょう。とはいえ、3回ほど続けるとかなり持続期間が長くなり、1年ほど持つ人も多いですので、信頼できるドクターと相談しながら処置間隔を決めるのがいいでしょう。

  • フェイスライン全体のバランスを考慮する

    エラの筋肉だけを弱めることで、場合によっては、たるみが目立ったり、輪郭がぼやけた印象になることがあります。
    必要に応じて、HIFUや糸リフトなど他の治療との組み合わせを検討することも大切です。

  • アポロンクリニックのエラボトックス治療の特徴

    これらの失敗は、「マニュアル通りの画一的な注入」で起こりがちです。当院では、以下の3点を徹底することでリスクを最小限に抑えています。

    骨格と筋肉の「触診」診断 

    私は必ず、患者様に奥歯を噛み締めていただき、筋肉の厚み、動き、そして骨の形を指先で確認します。「あなたのエラ張りは筋肉によるものか、骨格によるものか」を診断し、もし骨格が原因であれば、ボトックスはお勧めしません。

    オーダーメイドの注入デザイン 

    「全員同じ場所に、同じ量を打つ」ことはしません。頬コケしやすい部分は避け、しっかりと筋肉を落とすべき下部には重点的に打つなど、お顔のバランスに合わせた「デザイン注入」を行います。

    まとめ

    エラボトックスは、正しく行えば、あなたのコンプレックスを解消し、自信を持って髪をアップにしたり、笑顔になれる素晴らしい治療です。 もし、「失敗したらどうしよう」と迷われているなら、一度アポロンクリニックへご相談にいらしてください。

    「打つかどうかは、話を聞いてから決めたい」 それでも全く構いません。無理な勧誘は一切いたしません。

    あなたの本来の美しさを引き出すお手伝いができることを、心よりお待ちしております。

    執筆者プロフィール

    Apollon Clinic
    院長 和田真梨子

    所属・資格

    経歴

    • 慶應義塾大学医学部卒業
    • 静岡済生会総合病院にて臨床研修
    • 慶應義塾大学形成外科入局
    • 済生会中央病院形成外科勤務
    • 湘南美容クリニック勤務
    • 湘南美容クリニック宇都宮院院長就任
    • Apollon Clinic (アポロンクリニック)開院

    SNS

    院長プロフィール詳細 >