糸リフトの効果はたるみ改善だけじゃない?持続期間やデメリットを徹底解説

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糸リフトの「3つの効果」とは? たるみ改善だけじゃない美肌効果

糸リフト(スレッドリフト)は、メスを使わずに「たるみ」を改善する治療です。多くの方が「引き上げる」効果だけを想像されますが、実はお肌にとって嬉しい「3つの効果」があります。

  • 即時的なリフトアップ
  • 中長期的なハリ・ツヤ
  • たるみの「予防」効果

詳しく説明していきます。

効果① 即時的なリフトアップ(たるみの引き上げ)

糸リフトの症例写真
施術内容:糸リフト(ハイパーリフト)10本/治療時間:30分/費用:¥160,000(税込)/リスク:副作用:腫れ、内出血、痛み、左右差、熱感、つっぱり、引き攣れ、凹み、ボコ付き、感染、アレルギー反応

これが糸リフトの最も分かりやすい効果です。 コグ(トゲのようなもの)が付いた医療用の糸を皮膚の下(皮下組織)に挿入し、たるんでしまった組織を物理的に引き上げます。

  • 気になる「ほうれい線」の上のもたつき
  • ぼやけてきた「フェイスライン(あごのライン)」
  • 口角の下にできる「マリオネットライン」

これらを、糸の力でグッと元の位置近くに戻すことができます。施術直後から「顔がシュッとした」と感じられる即効性が大きな特徴です。

効果② 中長期的なハリ・ツヤ(コラーゲン生成)

実は、糸リフトの効果は「引き上げる」だけではありません。挿入された糸は、体にとって「異物」です。その糸の周囲では、傷を治そうとする「創傷治癒(そうしょうちゆ)」のスイッチが入ります。

この過程で、肌のハリの素であるコラーゲンやエラスチンの生成が活発に促されます。

糸が挿入された周辺の肌組織が新しく生まれ変わるため、リフトアップ効果に加えて、肌全体のハリやツヤ感アップ、毛穴の引き締めといった「肌質改善」の効果が、1〜2ヶ月かけてゆっくりと現れてきます。

効果③ たるみの「予防」効果

施術内容:糸リフト(アルテミスリフトスタンダード10本)+ヒアルロン酸(製剤名・ボリューマ2cc/ボリフト4cc)/治療時間:60分/費用:¥625,000(糸リフト ¥375,000/ヒアルロン酸 ¥250,000)(税込)/リスク・副作用:腫れ、内出血、痛み、左右差、熱感、つっぱり、引き攣れ、凹み、ボコ付き、感染、アレルギー反応

エイジングケアで大切なのは、「今のたるみを改善する」ことと同時に、「これからのたるみを予防する」ことです。

糸リフトは、挿入された糸が皮膚の中で「支柱」のような役割を果たし、たるみがそれ以上進行するのを防ぐ「予防」効果も期待できます。5年後、10年後のお顔のための「未来への投資」とも言える治療です。

効果はいつから実感できて、どのくらい持続する?

「せっかく治療しても、効果がすぐ無くなるなら勿体無い」と感じるのは当然です。効果の「実感」と「持続」について、正確にお伝えします。

  • 効果の実感は「直後」と「1ヶ月後」の2段階

    糸リフトの効果は、2段階でやってきます。施術直後には糸による物理的な引き上がりをすぐに実感できます。

    施術1ヶ月後には、腫れや軽い違和感が完全に落ち着き、糸が組織に馴染んできます。さらにコラーゲン生成も進み、最も自然でキレイな仕上がりを実感できる時期です。

  • 効果の持続期間は「糸の種類」による(平均1年〜2年)

    糸リフトの効果は、残念ながら永久ではありません。 使用する糸の素材によって、体内で溶けるまでの時間と、それに伴う持続期間が異なります。

    • ハイパーリフト: 約6ヶ月〜1年で吸収。効果持続は約1年が目安。
    • アルテミスリフトプラス: 約2年〜3年かけてゆっくり吸収。効果持続は約1年半〜2年が目安。

    「長く持った方が良い」と思われがちですが、お顔の状態やたるみの原因によって最適な糸は異なります。

    当院(アポロンクリニック)では、たるみの状態、皮膚の厚み、そして「いつまでにキレイになりたいか」というライフスタイルに合わせて、医学的根拠に基づき最適な糸をご提案します。

  • ダウンタイムと痛みは? 仕事を休む必要はある?

    糸リフトのダウンタイム
    施術内容:糸リフト(ハイパーリフト)10本/治療時間:30分/費用:¥160,000(税込)/リスク:副作用:腫れ、内出血、痛み、左右差、熱感、つっぱり、引き攣れ、凹み、ボコ付き、感染、アレルギー反応

    美容医療が初めての方にとって、生活への支障は最も心配な点ですね。働く女性や主婦の方が現実的にどう過ごされているか、具体的にお話しします。

    腫れ・内出血のピークは2〜3日

    腫れ・むくみ施術直後〜3日目がピーク。1週間ほどで約8割が落ち着きます。「なんとなくむくんでいるかな?」という程度で、他人に指摘されるほど大きく腫れることは稀です。
    内出血注射針が小さな血管にあたると、点状または青あざのような内出血が出ることがあります。これは1〜2週間で必ず消えますし、翌日からお化粧(コンシーラーなど)で隠せる程度です。

    多くは週末(金曜や土曜)に施術を受け、お休み中にダウンタイムのピークを過ごし、月曜から通常通りパートやお仕事に行かれる方がほとんどです。

    痛みはどの程度?

    痛みは3つの段階でご説明します。

    麻酔時局所麻酔の注射の際に、チクッとした痛みがあります。
    施術中麻酔が効いているため、痛みはほぼありません。糸が通る感覚や、押される感覚がある程度です。
    施術後麻酔が切れると、数日間はズーンとした鈍痛や、触った時の圧痛が出ることがあります。処方する痛み止めで十分コントロールできる範囲ですのでご安心ください。

    術後の注意点

    メイク・シャワー・洗顔当日から可能です。ただし、施術部位を強くこすらないよう優しくお願いします。
    家事・デスクワーク当日から問題ありません。
    飲酒・長風呂・運動 血行が良くなると腫れが長引く原因になります。激しい運動、サウナ、長時間の入浴は、1週間程度はお控えください。

    糸リフトのデメリット・注意点

  • ひきつれ・違和感

    施術後1〜2週間は、口を大きく開けたり、笑ったりすると、皮膚が突っ張るような「ひきつれ感」や違和感が出ることがあります。

    これは糸がまだ組織に完全に馴染んでいないために起こる症状で、多くの方が経験します。失敗ではありません。時間の経過とともに(長くても1ヶ月ほどで)必ず馴染んで自然になります。

  • 効果は永久ではない

    上記でも触れましたが、糸リフトの効果は永久ではありません。効果を維持するためには、1年〜1年半に1回など、定期的なメンテナンス(追加挿入)が推奨されます。

    当院ではリピート割もご用意しておりますので、お得に定期的なメンテナンスが可能です。

  • よくあるご質問

  • Q

    Q. 糸リフトをすると、将来的にたるみやすくなりますか?

    糸リフトをしたから「将来たるみやすくなる」ということはありません。
    糸は時間とともに体に吸収され、その過程でコラーゲンが増えるため、むしろたるみの進行をゆるやかにする効果が期待できます。
    ただし、加齢とともにお顔の骨・皮膚・筋肉は変化しますので、“たるみがゼロになる”わけではありません。
    あくまで「今あるたるみを引き上げ、見た目の若さを保ちやすくするための施術」です。

  • Q

    Q. 何本くらい入れると効果がありますか?

    お顔の状態によって異なりますが、
    目安は「両側で6〜12本ほど」です。

    • たるみが軽い方 → 6本前後
    • フェイスラインのもたつきが気になる方 → 8〜12本
    • しっかり引き上げたい方 → 12本以上の場合も

    片側が3本以下だと“支える面”が足りず、効果を感じにくいことが多いです。

  • Q

    Q. 本数が多いほど、効果が高いですか?

    単に本数を増やせば良いわけではありません。
    必要な部位に、適切な角度で、バランスよく入れることが大切です。
    本数が多すぎると、不自然な表情や硬さにつながる場合があります。
    “適切な本数 × 正しいデザイン” が一番効果的です。

  • まとめ

    糸リフトは即時的なリフトアップ効果だけではなく、お肌のハリ・ツヤアップや、たるみの「予防」効果もあります。

    たるみケアは、悩んでいる「今」が始め時です。糸リフトは、メスを入れる手術とは違い、忙しい日常の中でも受けていただきやすい「切らないたるみ治療」の、非常に良い選択肢です。

    まずは「私のたるみには何本くらい必要?」「費用は総額でいくら?」といった、小さな疑問や不安を解消しに、カウンセリングにいらっしゃいませんか?

    ご自身の力と美容医療の力を上手に使って、自信を持って輝けるよう、全力でサポートします。お気軽に無料カウンセリングにお越しください。

    執筆者プロフィール

    Apollon Clinic
    院長 和田真梨子

    所属・資格

    経歴

    • 慶應義塾大学医学部卒業
    • 静岡済生会総合病院にて臨床研修
    • 慶應義塾大学形成外科入局
    • 済生会中央病院形成外科勤務
    • 湘南美容クリニック勤務
    • 湘南美容クリニック宇都宮院院長就任
    • Apollon Clinic (アポロンクリニック)開院

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