ほうれい線にボトックスは効く?「適応」と「不適応」の見極め
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結論からお伝えすると、ほうれい線に対して、
結論からお伝えすると、ほうれい線に対して、安易にボトックスを打つことはおすすめしません。
なぜなら、ほうれい線の原因の多くは「筋肉の動き」ではなく「たるみや骨格」にあるからです。無理にボトックスで動きを止めると、笑顔が引きつるなどのリスクを伴います。
ボトックスが効果を発揮するケース
笑った時に小鼻が強く引き上がる

鼻の横にある「上唇鼻翼挙筋」が強すぎると、笑った瞬間にほうれい線が深く食い込みます。この場合は、筋肉をリラックスさせるボトックスが有効です。
ガミースマイルを伴う

笑うと歯茎が見えてしまう方は、この筋肉を調整することで、ほうれい線の食い込みと歯茎の露出を同時に改善できます。
ボトックスでは解決しないケース
真顔でも線がある
これは皮膚のたるみや脂肪の減少、骨格の凹みが原因です。筋肉を止めても溝は埋まりません。たるみが強い場合、糸リフトやハイフなど引き上げ効果のある施術をおすすめしています。また、脂肪の減少や骨格の凹みが原因の場合、ヒアルロン酸注入や脂肪注入が効果的です。

肌の弾力不足
加齢によるコラーゲン減少が原因の場合、ボトックスの効果はありません。この場合は、コラーゲンを増やす肌育治療や、弾力を補うヒアルロン酸注入が効果的です。

ボトックスとヒアルロン酸、どちらを選ぶべき?
ほうれい線治療において、ボトックスとヒアルロン酸は全く別物です。当院では以下の基準で明確に使い分けています。
| 比較項目 | ボトックス(動きを止める) | ヒアルロン酸(溝を埋める) |
|---|---|---|
| 主な役割 | 表情による「食い込み」を抑える | 物理的に「溝」をふっくらさせる |
| 適応する状態 | 笑った時だけほうれい線基部が深く目立つ | 無表情でもくっきり線がある |
| 即効性 | 3〜7日後から徐々に | 注入直後から実感 |
| 持続期間 | 約3〜4ヶ月 | 約6ヶ月〜18ヶ月 |
「静止画(写真)」で気になるならヒアルロン酸、「動画(会話や笑顔)」で気になるならボトックスというのが、一つの大きな指標です。
ボトックスのメリット
短時間で済む
5分程度の注入で、表情のクセをリセットできます。切開することもないため、ダウンタイムも少なく済みます。
シワの予防
シワが刻まれてしまう前に予防として受けておくことで、将来的にシワが深く刻まれるのを防ぐ「予防医療」としての側面があります。
ボトックスのデメリットやリスク
表情の違和感
注入量や場所を数ミリ単位で間違えると、「笑っているのに口角が上がらない」「飲み物がすすりにくい」「人中が伸びた」といった状態が数ヶ月続くリスクがあります。
左右差
顔の筋肉は左右非対称なため、慎重な調整を怠るとバランスが崩れます。解剖学的知識に基づき、「最もリスクが低く、最も自然に見えるポイント」にのみ最小限の量を注入することが非常に重要になります。
まとめ
ほうれい線の原因の多くは「筋肉の動き」ではなく「たるみや骨格」にあるため、安易にボトックスを打つことはおすすめしません。
ですが、ボトックスがほうれい線に効果を発揮するケースももちろんあります。まずはあなたの「今の状態」を診断することが、理想の自分への第一歩です。