小顔になる方法。マッサージで変わらなかった方に伝えたい原因の話

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「小顔」って結局何センチ? 数字より大事なことを先にお伝えします

アポロンクリニック院長 和田真梨子
「小顔になりたい」と思っているとき、頭の中にあるのはセンチメートルの数値ではないはずです。
写真を見て「なんか顔が大きく映った」、鏡の前で「フェイスラインがもたついている気がする」、そういう、もっと感覚的な悩みだと思います。

それでも、「そもそも自分の顔は平均と比べてどうなのか」を知っておくことは、施術やセルフケアを選ぶときの出発点になります。まず数字を確認した上で、「数字より大事なこと」をお伝えします。

日本人女性・男性の平均顔サイズ

産業技術総合研究所「日本人頭部寸法データベース2001」によると、日本人女性の顔の大きさの平均は縦幅21.8cm・横幅13.8cm、日本人男性は縦幅23.2cm・横幅14.5cmとされています。

日本人女性・男性の平均顔サイズ

手元にメジャーがなくてもすぐ確認できます。A4用紙の短辺は21.0cmで、日本女性の平均縦幅(21.8cm)に近い長さです。

鏡の前でA4用紙を顔に当ててみて、収まるようなら平均かそれ以下、はみ出るようなら平均より大きめということになります。

参考:日本人頭部寸法データベース2001 — 国立研究開発法人 産業技術総合研究所

小顔に「見える」顔の条件|数字では測れないバランスの話

診察室でたくさんの方のお顔を拝見してきて、強く感じることがあります。「数値は平均以下なのに、顔が大きく見える方」も「数値は平均を超えているのに、小顔に見える方」も、どちらも確実にいらっしゃいます。

小顔かどうかは、センチメートルだけでは決まりません。

顔の横幅と肩幅の比率、頭身のバランス、フェイスラインのシャープさ、エラの張り具合、たるみの有無。これらが「印象としての小顔」を大きく左右します。

つまり、骨格の数値が変わらなくても、顔まわりの筋肉・脂肪・たるみにアプローチすることで、小顔に見える顔に変えることは十分可能です。

マッサージやセルフケアが「効く人」と「効かない人」の違い

マッサージを否定したいわけではありません。

ただ、何年続けても変わらなかった方に「もっと続ければ変わりますよ」と言うのは誠実ではないと思っています。マッサージが効く人と効かない人がいる理由を、正直にお伝えします。

マッサージやセルフケアが「効く人」と「効かない人」の違い

マッサージが効く原因:むくみとコリ

マッサージで変化が出るのは、原因がむくみや筋肉のコリである場合に限られます。

顔のマッサージは血流とリンパの流れを促進し、老廃物や余分な水分を排出しやすくすることでフェイスラインのシャープさを取り戻す効果が期待できます。朝起きたときのはれぼったさが気になる方、夕方に顔が大きくなる感じがある方には、マッサージは有効なセルフケアです。

ただし注意点があります。強い力で顔をマッサージすると、肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンの繊維が乱れ、シワやたるみを助長してしまう可能性があります。「ゴリゴリ押せば効く」は間違いで、リンパを優しく流すことが目的です。クリームやオイルで摩擦を防ぎながら、軽い力で行うのが正しいマッサージです。

マッサージが効かない原因:筋肉・脂肪・たるみ・骨格

  • エラの張り(咬筋の発達)
  • 顔まわりの脂肪
  • たるみ
  • 骨格

これらはマッサージでは変わりません。筋肉を揉んでも筋肉は縮まず、脂肪を押しても脂肪は消えません

セルフケアでむくみの改善や軽い引き締め効果は期待できますが、目に見える変化を得るには継続と正しい知識が必要で、より確実な小顔効果を求める場合は美容医療による治療を検討するのが効率的です。

アポロンクリニック院長 和田真梨子
「変わらなかった」という経験がある方は、方法が悪かったのではなく、マッサージで変わる原因ではなかった可能性が高いです。
まず自分の原因を確認することが、遠回りしないための一歩です。
次の章では、顔が大きく見える原因を一緒に整理していきます。

顔が大きく見える原因は5つ。あなたはどのタイプ?

「何をやっても変わらない」という方ほど、原因を一度も整理したことがない場合が多いです。知ってしまえば意外とシンプルで、原因は大きく5つに分かれます。

複数が重なっている方も珍しくありません。お手元に鏡がある方は、今すぐ確認してみてください。

顔が大きく見える原因は5つ

エラの張り(咬筋の発達)

耳の下から顎にかけて位置する「咬筋(こうきん)」が発達しすぎると、顔の横幅が広がってエラが張った印象になります。

咬筋が発達する主な原因は、歯ぎしりや食いしばりによる筋肉への負担です。就寝中に生じるため、ご自身では力のコントロールができず、通常ものを噛むときよりも強い負荷がかかります。

重要なのは「骨格によるエラ張り」と「筋肉によるエラ張り」の違いです。奥歯に力を入れて強く噛んだとき、エラのあたりが膨らむ感じがあれば、咬筋が原因である可能性が高いです。

咬筋

顔まわりの脂肪

頬や顎下に脂肪がつくと、フェイスラインがぼやけて顔が大きく丸く見えます。

顔の脂肪はダイエットだけで落とすことが難しいのが特徴です。全身の脂肪を減らしても顔には残りやすく、逆に顔だけ落とそうとしても体全体が先に痩せてしまうことはよくあります。

「体は細いのに顔だけもたつく」という方は、このタイプの可能性があります。

たるみによるフェイスラインの崩れ

頬や顎まわりのたるみは、フェイスラインをぼかし、顔全体を大きく見せる原因になります。

たるみの根本には、SMAS(スマス)と呼ばれる筋膜の変化があります。SMASとは皮膚の深い層と筋肉の間にある薄くて丈夫な膜のことで、顔の皮膚や脂肪を支える土台の役割を果たしています。

加齢とともにSMASは菲薄化し、組織内の水分(間質液)が失われることで支持力が低下していきます。これがたるみの原因のひとつとなります。

資生堂と山梨大学医学部の共同研究では、高性能MRIを用いてSMASの加齢変化を世界で初めて定量的に計測しました。SMASの老化が進んでいる人ではたるみの程度が大きく、ハリも低下していることが示されました。

たるみは30代から少しずつ現れ始め、「最近なんとなく顔が下がった気がする」という印象の変化として先に気づく方が多いです。

参考:資生堂、世界で初めて表在性筋膜の加齢変化を定量化 — 資生堂グループ企業情報サイト

SMA筋膜

むくみ

「朝起きたときに顔がはれぼったい」「夕方になると顔が大きく見える」こうした変化の原因はむくみです。

塩分やアルコールの過剰摂取、運動不足、睡眠不足、ストレスなどが顔のむくみの主な原因です。体内の水分量のコントロールが乱れることでむくみが生じやすくなります。

骨格・顎のバランス

顎が小さい、顎が後退している、あるいは顔の縦横比のバランスが整っていない場合、顔全体が大きく見えることがあります。これは生まれつきの骨格によるものであり、セルフケアで改善することはできません。

ただし、骨格そのものを変える必要はないケースも多くあります。顎にヒアルロン酸を注入してシャープさを出したり、フェイスラインの脂肪やたるみを整えることで、視覚的なバランスが大きく変わることもあります。「骨格だから仕方ない」と諦める前に、一度相談してみることをおすすめします。

原因別に見る、小顔に近づくための方法

原因がわかったら、次は「何をすればいいか」です。下のチャートで自分のタイプを確認して、該当する方法をご確認ください。

原因別に見る、小顔に近づくための方法チャート

複数の原因が重なっている方も多いので、まず自分のメインの原因から確認してください。

エラの張り(咬筋タイプ)

エラボトックスで咬筋の働きを抑制することで、4〜6週間かけて筋肉が細くなっていきます。効果の持続は概ね3〜6ヶ月程度で、繰り返すことで筋肉が戻りにくくなる方もいます。

骨格が原因のエラ張りには効果がありません。

エラボトックスの詳細・料金 arrow right arrow right

顔まわりの脂肪

局所的に気になる場合は脂肪溶解注射(カベリン)が選択肢になります。ダウンタイムが少なく、3回程度で効果が見込めます。

より確実・広範囲な変化を求める場合は脂肪吸引が向いています。当院の「アポロン式小顔脂肪吸引」は術後の圧迫固定が不要で、ダウンタイムも大幅に短縮されています。「体は細いのに顔だけもたつく」という方や、確実な変化を一度で求める方に向いています。

いずれも脂肪細胞の数そのものを減らすため、ダイエットと異なりリバウンドが起きにくく、効果は半永久的です。

脂肪溶解注射の詳細・料金 arrow right arrow right 顔の脂肪吸引の症例を見る arrow right arrow right 顔の脂肪吸引の詳細・料金 arrow right arrow right

たるみ

たるみは、どの層にアプローチするかで施術が変わります。

施術アプローチ層特徴持続
HIFU筋膜(深層)フェイスラインの引き上げ6〜12ヶ月
デンシティー皮膚〜脂肪層面で引き締め、即日効果あり半年〜1年
ポテンツァ(ダイヤモンドチップ)真皮層コラーゲン生成を促進1〜3ヶ月
ジャルプロスーパーハイドロ支持靭帯注射で土台を補強半年
糸リフト皮下組織物理的に即効で引き上げ1〜2年

組み合わせることで相乗効果も期待できます。どれが合うかはカウンセリングで一緒に確認します。

たるみ治療の症例を見る arrow right arrow right たるみ治療の詳細・料金 arrow right arrow right

むくみ

セルフケアで改善できる唯一の原因です。塩分・アルコールを控え、軽い運動とリンパマッサージを習慣にすることで、朝のはれぼったさが改善する方は多いです。

慢性的なむくみが続く場合は、内科的な原因も考えられます。

骨格・顎のバランス

骨格そのものを変える必要がないケースも多くあります。顎へのヒアルロン酸注入でシャープさを出す方法は、効果の持続が6ヶ月〜1年半程度で、ダウンタイムもほぼありません。より大きな変化を求める場合は顎プロテーゼも選択肢になります。

顎のヒアルロン酸注射の詳細・料金 arrow right arrow right 顎のヒアルロン酸注射の症例を見る arrow right arrow right

男性が小顔になる方法|女性と何が違うのか

男性が小顔になる方法|女性と何が違うのか

「男性が美容クリニックに相談に来るのはまだ少ない」という時代は、変わりつつあります。

実際に当院でも男性のご相談は確実に増えていますし、悩んでいること自体はまったく特別なことではありません。

男性の顔が大きく見える原因の特徴

女性と原因の種類は同じですが、男性は骨格とエラの張りが原因になるケースが相対的に多い傾向があります。

男性は特に力仕事やスポーツで奥歯を食いしばることが多く、エラが張りやすいと言われています。また、もともとの骨格が女性より発達していることが多いため、咬筋の発達と骨格の問題が重なっているケースも見られます。

「顔の横幅が気になる」「写真を撮ると顔がゴツく見える」そういった悩みを持つ男性の多くは、咬筋が原因であるケースが少なくありません。骨格が原因か筋肉が原因かは、奥歯を強く噛んだときにエラが膨らむかどうかでセルフチェックできます。

男性に適応が多い施術|エラボトックス・HIFU・脂肪溶解注射

男性に特有の施術があるわけではなく、基本的なアプローチは女性と同じです。

ただし、男性は「自然な変化」を希望される方が多い印象があります。「整形したとわかるほどの変化ではなく、なんとなくスッキリした」くらいの仕上がりを好む方が多いので、注入量や変化の程度はカウンセリングで丁寧に確認するようにしています。

いずれもダウンタイムが短く、周囲に気づかれにくいという点で男性にも選ばれやすい施術です。「男性でも受けていいのか」と迷っている方こそ、一度相談に来てほしいです。

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施術を選ぶ前に、アポロンクリニックが必ず確認していること

施術を選ぶ前に、アポロンクリニックが必ず確認していること

施術の種類や効果を調べることも大切ですが、「どれが自分に合うか」を判断するには、もう一段階手前の整理が必要です。

カウンセリングで当院が必ず確認していることを、ここで共有しておきます。来院前にご自身でも考えておくと、選択肢が整理されやすくなります。

「小顔になりたいと思ったきっかけ」を確認する

「写真を見て気になった」「結婚式が近い」「同世代と比べて老けて感じる」。きっかけや背景は人それぞれです。

ただ、そのきっかけによって「どれだけの変化を、いつまでに、どのくらいのダウンタイムで実現したいか」が変わります。たとえば3ヶ月後に大切なイベントがある方と、じっくり時間をかけて変化を出したい方では、同じ原因でも最適な施術が変わります。

「なんとなく気になっている」という段階でも十分ですが、きっかけを言葉にしておくと、カウンセリングでの会話がより具体的になります。

「顔が大きく見える原因」を確認する

「エラが気になる」とおっしゃっても、診察すると脂肪やたるみが主な原因だったというケースは少なくありません。逆もあります。

自己判断で施術を決めてしまうと、原因に合っていない治療にお金と時間をかけることになります。奥歯を強く噛んだときにエラのあたりが膨らむかどうか、朝と夜で顔の大きさが変わるかどうか、こうした自己確認もある程度の参考にはなりますが、脂肪の量やたるみの程度は触診なしには判断が難しいです。

アポロンクリニック院長 和田真梨子
「なんとなくこのあたりが気になる」という感覚で十分です。アポロンクリニックの無料カウンセリングは、施術を決めるためではなく、まず原因を正しく知るために設けています。

触診と問診で原因を整理し、あなたに本当に必要な選択肢だけをお伝えします。決める・決めないは、その後で構いません。

「やらない方がいい施術」も正直に伝える

形成外科出身であることは、注射系・機器系・外科系のすべてをフラットに判断できるということでもあります。どれかに偏った提案はしません。

来院された方全員に施術が必要なわけではありません。「脂肪を減らす施術は将来のためにおすすめできない」とお伝えすることもあります。

施術が必要な場合も、リスク・ダウンタイム・費用を整理してお伝えし、最終的な判断は必ず患者さま自身にしていただきます。「自分で選んだ」と思えることが、後悔しない美容医療の第一条件だと考えているからです。

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よくあるご質問

  • Q

    1日で小顔になる方法はある?

    残念ながら「1日で根本的に小顔になる方法」はありません。

    ただし「今日の顔を少しスッキリさせる方法」は存在します。原因がむくみであれば、朝のリンパマッサージ、水分補給、軽い運動で当日中に改善することがあります。シェーディングやハイライトを使ったメイクでフェイスラインをシャープに見せることも、即日できる変化のひとつです。

    エラの張り、顔の脂肪、たるみ、骨格といったお悩みは1日では変わりません。「1日で小顔になれる」という情報は多く出回っていますが、根本的な変化には原因に合った継続的なアプローチが必要です。

  • Q

    痛みに弱いので施術が怖いです。

    当院では「痛みへの不安があること」を前提に、施術ごとに表面麻酔や笑気麻酔など、複数の麻酔オプションをご用意しています。

    一番怖いのは「どんな感覚かわからない」という不安だと思います。施術当日までに流れと感覚を丁寧にご説明しますので、「怖くて踏み出せない」という気持ちのまま何年も過ごすより、まず一度話しを聞きに来てください。

    Instagramでも、痛み対策の様子を公開しています。

  • Q

    マッサージと美容医療は併用できますか?

    むくみが原因の方であれば、マッサージは引き続き有効なセルフケアです。

    ただしエラボトックスや脂肪溶解注射を受けた直後は、施術部位への強い刺激は避けてください。注入した薬剤が意図しない部位に広がる可能性があります。

    HIFUや糸リフト後も、施術部位への強いマッサージは一定期間控えるようご案内しています。いずれも施術後の注意事項として個別にお伝えしますので、不明な点があれば遠慮なく確認してください。

  • Q

    学生でも受けられる施術はありますか?

    未成年の方(18歳未満)は、保護者の同意が必要です。18歳以上であれば、学生でも受けられる施術は多くあります。

    エラボトックスやHIFUはダウンタイムが少なく、費用も比較的抑えやすい施術です。ただし成長期の途中にある方は、骨格や筋肉がまだ変化している段階のため、施術のタイミングについてはカウンセリングで慎重に判断します。

    「今すぐ変えたい」という気持ちはよく理解できますが、長い目で見て後悔のない選択を一緒に考えましょう。

まとめ:原因を知ることが、小顔への一番の近道

この記事でお伝えしたかったのは、一つのことです。原因が違えば、方法も変わる。セルフケアの限界があることも、正直にお伝えしました。

美容医療は怖いものでも、特別なものでもありません。自分の原因を知り、正しい選択肢を選べれば、長年悩んでいたことが思ったよりもシンプルに解決することがあります。私自身がそれを経験しているからこそ、断言できます。

まずは自分がどのタイプかを確認することから始めてみてください。この記事がその第一歩になれたなら、嬉しいです。気になることがあれば、いつでもご相談にお越しください。

まずは話だけでも。無料カウンセリングを予約する arrow right arrow right

執筆者プロフィール

Apollon Clinic
院長 和田真梨子

所属・資格

経歴

  • 慶應義塾大学医学部卒業
  • 静岡済生会総合病院にて臨床研修
  • 慶應義塾大学形成外科入局
  • 済生会中央病院形成外科勤務
  • 湘南美容クリニック勤務
  • 湘南美容クリニック宇都宮院院長就任
  • Apollon Clinic (アポロンクリニック)宇都宮開院

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