目の下のクマの原因を美容外科医が解説!正しい見分け方と改善方法まで紹介
「毎朝のメイクでも隠しきれない目の下のクマ…」「鏡を見るたび、この影さえなければ…とため息が出る…」
その深刻なお悩み、痛いほどよく分かります。
宇都宮の美容外科/美容皮膚科Apollon Clinic(アポロンクリニック)院長の和田真梨子です。
私は美容外科医・女医として、これまで何千人ものクマを見てきた経験から、
正確な診断と適切な治療選択の重要性を実感しています。
目の下のクマのタイプと原因
まずはご自身のクマのタイプを正しく知ることが極めて重要です。タイプによって最適な対処法が異なるからです。
クマのタイプは「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の主に3つがあります。また、多くの方は複数併せ持っている「混合クマ」であることも少なくありません。
まずはタイプごとの原因や見分け方について解説していきます。
【青クマ】血行不良が主な原因!寝不足・冷え性・眼精疲労の方は要注意
目の下の皮膚は非常に薄いため、その下にある毛細血管が透けて見えやすい部分です。
睡眠不足、長時間のパソコンやスマートフォン作業による眼精疲労、体の冷え、ストレスなどが原因で血行が悪くなると、
血液が酸素不足になり、暗赤色~青黒っぽい色になります。これが皮膚を通して透けて見えるのが「青クマ」です。
青クマの見分け方を院長がワンポイントアドバイス
- 指で軽く皮膚を引っ張ると、色が少し薄くなる、または目立たなくなる。
- 日によってクマの濃さが変わる(体調や睡眠時間に左右される)。
- 目の周りを温めると、一時的にクマが薄くなることがある。
- 色は青紫色や暗い赤紫色に見えることが多い。
【茶クマ】色素沈着が原因!メイク残り・紫外線・摩擦が蓄積
目をこする癖、落ちにくいアイメイクの洗い残し、紫外線ダメージ、アトピー性皮膚炎などによる慢性的な炎症などが原因で、
皮膚にメラニン色素が過剰に蓄積してしまう状態が「茶クマ」です。シミやくすみの一種と考えると分かりやすいでしょう。
茶クマの見分け方を院長がワンポイントアドバイス
- 指で皮膚を引っ張っても、クマの色は薄くならない。
- 色は茶色っぽく、くすんだように見える。
- 目の周りにシミやそばかすがある方は、茶クマも併発しやすい傾向があります。
- アイメイクをしっかりする方、目をよくこする癖がある方に多い。
【黒クマ(影クマ)】たるみ・くぼみが原因!加齢や骨格の影響も
加齢などによって目元の皮膚や筋肉(眼輪筋)がゆるみ、目の下の脂肪(眼窩脂肪:がんかしぼう)が前方に突出したり、
逆に目の下の皮膚が薄くなったり、くぼんだりすることで影ができ、黒っぽく見えるのが「黒クマ」です。
いわゆる「目の下のたるみ」や「くぼみ」が原因の影なので、厳密には色素沈着や血行不良によるクマとは異なります。
黒クマの見分け方を院長がワンポイントアドバイス
- 顔を上に向けて鏡を見ると、クマが薄くなる、または消える。
- 特定の角度や照明の下で、目の下がくぼんで影のように見える。
- ファンデーションやコンシーラーでは隠しにくい。
- 年齢とともに目立ってきたと感じる方が多い。
実は多い”混合クマ”はより専門的な診断が重要
実は、多くの方がこれらのクマのタイプを単独ではなく、複数併せ持っている「混合クマ」であることが少なくありません。
例えば、「寝不足で青クマも気になるし、長年のメイクで茶クマもある気がする。最近はたるみも出てきて影も…」という具合です。
混合クマの場合、それぞれの原因に合わせた複合的なアプローチが必要になるため、ご自身での判断はさらに難しくなります。
「自分のクマがどのタイプか、あるいは混合タイプかよく分からない…」
「どのケアをすればいいのか迷ってしまう…」
そんなあなたは、ぜひ一度アポロンクリニックの無料カウンセリングにお越しください。
専門の医師があなたのクマの状態を正確に診断し、最適なアドバイスをさせていただきます。
あなたのクマは、外科手術で根本改善が見込めるタイプかもしれません。
宇都宮にある美容外科/美容皮膚科 アポロンクリニックの女医院長が、あなたのクマを詳細に診察し、最適な外科治療をご提案します。
セルフケアでありがちなNG行為3選
クマを早く治したい一心で、いろいろなセルフケアを試している方も多いのではないでしょうか。
しかし、良かれと思って行っているケアが、実はクマを悪化させる原因になっていることや、効果が期待できない場合もあります。
ここではやりがちなNG行為3つを紹介します。
1.ゴシゴシ擦るマッサージやクレンジング
茶クマの原因である色素沈着を助長したり、デリケートな目元の皮膚にダメージを与え、たるみを進行させる可能性があります。
2.自己流のツボ押し
正しい位置や力加減で行わないと、効果がないばかりか、内出血や皮膚への負担になることも。
3.高価なアイクリームへの過度な期待
保湿や一時的なハリ感は得られても、黒クマの原因であるたるみや脂肪の突出を根本的に解消することは困難です。
茶クマの原因である深い部分の色素沈着にも限界があります。
セルフケアの限界点
セルフケアは、あくまで「予防」や「悪化を防ぐ」ための補助的な手段と捉え、
もし「いろいろ試したけれど、なかなか改善しない…」と感じているのであれば、それはセルフケアの限界かもしれません。
そんな時は、私たち美容の専門家を頼ってください。
青クマ
生活習慣改善である程度の効果は期待できますが、慢性的な血行不良や、皮膚の薄さ自体はセルフケアでは変えられません。
茶クマ
これ以上悪化させないための予防は可能ですが、すでに沈着してしまったメラニンを完全に排出するのは難しく、時間がかかります。
黒クマ
たるみや骨格、脂肪の構造的な問題が原因なので、化粧品やマッサージでの根本改善はほぼ不可能です。
クマタイプ別・根本改善の治療方法
アポロンクリニックでは、院長である私がカウンセリングから執刀、アフターケアまで一貫して担当いたします。
あなたと私が「理想の仕上がり」を共有した上で、最も安全で効果的な手術を行います。
ここでは、代表的な外科治療をご紹介します。
裏ハムラ法
こんな方に最適
目の下の脂肪のふくらみと、その下のくぼみ(ゴルゴラインやティアトラフと呼ばれる影)が混在している黒クマの方。
皮膚のたるみが中程度までの方。
手術概要
まぶたの裏側(結膜)をわずか5mm~10mm程度切開し、突出している眼窩脂肪をその脂肪を目の下のくぼんでいる部分へ移動させ、
平らになるように再配置・固定します。さらにCPFと呼ばれる硬い膜で眼窩脂肪を覆うように再配置することで、再発を予防します。
手術時間
約90分
効果実感と持続期間
大きな腫れが引く術後2~4週間で効果を実感。適切に再配置された脂肪は安定し、
ティアトラフの凹みと眼窩脂肪の膨らみの改善効果は、半永久的に持続すると言われています。
ダウンタイム(日常生活への影響)
術後の腫れや赤み、内出血は2~4週間程度で落ち着き3~6ヶ月で完成となります。
術後から日常生活も問題なく過ごすことができます。内出血が出た場合でもマスクやメイクで隠すことは可能です。
費用目安
両目 400,000円(静脈麻酔費用 別途50,000円)
院長のこだわりポイント
「裏ハムラ法は、限られた術野で脂肪を正確な位置に移動・固定する高度な技術が求められます。
私は、1000件以上の裏ハムラ法を執刀しており、その経験から生み出された独自の固定法で、後戻りのリスクを最小限に抑えます。
またCPFも再配置し、再発リスクも最小限に抑えます。」
経結膜脱脂術
こんな方に最適
皮膚のたるみが比較的少なく(目安として45歳くらいまでの方)、目の下の脂肪のふくらみ(目袋)が主な原因で
黒クマになっている方。20代〜30代の年代に最も多い適応の一つです。
手術概要
経結膜脱脂術と同様に下まぶたの裏側からアプローチし、下をわずか5mm~10mm程度切開し、
原因となる余分な眼窩脂肪を3つの区画からバランス良く、平均2~4cc除去します。皮膚表面には一切傷がつきません。
手術時間
約30分
効果実感と持続期間
大きな腫れが引く術後1~2週間で効果を実感。除去した脂肪は再生しないため、効果は10年ほどです。
ダウンタイム(日常生活への影響)
術後の腫れや赤み、内出血は1~2週間程度で落ち着き、1ヶ月でほぼ完成となります。
術後から日常生活も問題なく過ごすことができます。内出血が出た場合でもマスクやメイクで隠すことは可能です。
腫れのピーク:術後2~3日間
腫れ・内出血:平均7日間(内出血は黄色っぽく変化し2~3週間で吸収)
メイク(アイメイク以外):翌日から可能
アイメイク・コンタクトレンズ:術後7日目から可能
仕事復帰目安(デスクワーク):翌日から可能(個人差あり、不安な方には1〜2日のお休みを推奨)
費用目安
両目 180,000円(静脈麻酔費用 別途50,000円)
脂肪注入(コンデンスリッチ/ナノリッチ)
経結膜脱脂術と同時に、ご自身の太ももなどから採取した脂肪から不純物を取り除き、
濃縮した良質な脂肪細胞(コンデンスリッチ)や、さらに細かく加工し幹細胞を多く含む脂肪(ナノリッチ)を、
目の下のくぼみやゴルゴラインに0.1cc単位で微細に注入することで、
より自然で滑らかな仕上がりと肌質の改善(ハリ・ツヤ感アップ)が期待できます。
自分自身の脂肪を注入するので異物反応が起こるリスクが低く、定着率は平均50~70%※と高い定着率を実現しています。※個人差あり
手術時間
約60分
ダウンタイム(日常生活への影響)
腫れのピーク:術後2~3日間
大きな腫れ・内出血:平均7~14日間(内出血は黄色っぽく変化し2~3週間で吸収)
メイク(アイメイク以外):翌日から可能
アイメイク・コンタクトレンズ:術後7日目から可能
仕事復帰目安(デスクワーク):翌日から可能(個人差あり、不安な方には1〜2日のお休みを推奨)
費用目安
両目 240,000円~460,000円(静脈麻酔費用 別途50,000円)
院長のこだわりポイント
「私は、この経結膜脱脂術において、脂肪の取りすぎによる窪みや小じわの悪化を絶対に避けるため、
術中に座位で複数回状態を確認し、ミリ単位の精度で脂肪量を調整します。
自然で滑らかな仕上がりには絶対の自信があります。」
切開ハムラ
こんな方に最適
膨らみが大きい方・皮膚の余りが気になる方に適応のある術式です。
50代〜の方に多く、下瞼のたるみやクマが重度の方におすすめです。
手術概要
目立ちづらい下瞼のまつ毛の際から皮膚を切開し、膨らんでいる部分からくぼんでいる部分に眼窩脂肪を移動させることで、
膨らみと溝を同時にフラットにすることができるため、眼窩脂肪を切り離すことなくクマを改善することができます。
手術時間
90分〜120分
効果実感と持続期間
1週間で抜糸、1ヶ月で腫れ・内出血が落ち着き、3〜6ヶ月で完成です。
除去した脂肪は再生しないため、効果は原則として半永久的です。
ダウンタイム(日常生活への影響)
1週間で抜糸。
大きな腫れ・内出血:平均7~14日間(内出血は黄色っぽく変化し2~3週間で吸収)
裏ハムラより1.3倍長い傾向。
メイク(アイメイク以外):翌日から可能
アイメイク・コンタクトレンズ:術後7日目から可能
仕事復帰目安(デスクワーク):翌日から可能。抜糸までは傷跡が目立つため、眼鏡等の装着がおすすめ。(個人差あり、不安な方には1〜2日のお休みを推奨)
費用目安
両目 450,000円~(静脈麻酔費用 別途50,000円)
女医院長のこだわりポイント
「たるみは最も美しく除去できるベストな幅で皮膚を切除し、目の下の外反が起きないように筋弁の吊り上げを行っています。
さらに、傷の縫合にも細心の注意を払い、傷跡がまったく分からない仕上がりを実現しています。
ご希望があれば、外科的な涙袋形成も同時に施術することが可能です。
また、眼窩脂肪だけでなくCPF(頬部支持靭帯)も再配置することで、再発のリスクを限りなく抑えています。」
本気でクマを治したい方へ
アポロンクリニックでは、美容外科専門医・形成外科専門医の女性院長が、2,000件以上のクマ手術実績をもとに執刀いたします。
0.1mm単位の精密なデザインと、笑気麻酔・静脈麻酔による痛みを最小限に抑えた治療で、自然で美しい仕上がりを実現。
術後24時間対応のLINEサポートと無料経過観察で、安心して施術を受けていただけます。
あなたのクマのタイプに最適な治療法を知りたい方は、まずは無料カウンセリングでご相談ください。
専門医が丁寧に診察し、一人ひとりに合った最適な治療プランをご提案いたします。
まとめ
クマのタイプは「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の主に3つ。
ご自身のクマのタイプを正しく知ることで、最適な対処法を知ることができるため非常に重要です。
複数併せ持っている「混合クマ」である方が多く、その場合はセルフケアでは限界があり専門的な診断が重要です。
間違ったセルフケアを続けることでクマが悪化してしまうケースも少なくありません。
一人で悩み続けずに、アポロンクリニックにご相談ください。
アポロンクリニックは、あなたのその勇気ある決断を、女性医師ならでは繊細な技術と、
2000件以上の症例実績、大手美容クリニック若返りコンテスト優勝実績の観点から全力でサポートすることをお約束します。
>>アポロンクリニック美容外科のクマ手術ビフォーアフターを見る
記事執筆 Apollon Clinic院長 和田真梨子
【経歴】
慶應義塾大学医学部卒業
静岡済生会総合病院にて臨床研修
慶應義塾大学形成外科入局
済生会中央病院形成外科勤務
湘南美容クリニック勤務
湘南美容クリニック宇都宮院院長就任
Apollon Clinic (アポロンクリニック)開院
【資格・所属学会】
ボトックスビスタ認定医