目の下のクマ、簡単なセルフケアで消せる?根本から治す方法

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目の下のクマといっても様々なタイプがあり、セルフケアで改善するものもあれば、治療が必要な場合もあります。クマのタイプは「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の主に3つがあります。また、多くの方は複数併せ持っている「混合クマ」であることも少なくありません。

クマのタイプ別に改善方法を解説していきます。

あなたのクマタイプは?30秒で簡単セルフ診断

最適なケアを行うには、まずご自身のクマの正体を知ることが不可欠です。鏡の前で、一緒に確認してみましょう。

クマの種類について

チェック1

目の下のクマがある部分の皮膚を、指で優しく下方向に引っ張ってみてください。

  • 皮膚と一緒にクマの色も動く → 茶クマの可能性
  • 皮膚は動くが、クマの色は薄くならない → 青クマの可能性

チェック2

鏡を持ったまま、顔は正面を向いて、目線だけを上に動かして天井を見てください。

  • 目の下のクマが薄くなる、または消える → 黒クマの可能性
  • クマの色は特に変化しない → 青クマ or 茶クマの可能性

いかがでしたか? これらはあくまで簡易的なセルフチェックですが、ご自身のクマの傾向を知る手がかりになります。それでは、タイプ別に原因と対策を詳しく見ていきましょう。

目の下のクマの原因を美容外科医が解説!正しい見分け方と改善方法まで紹介

あなたのクマの原因は?タイプ別簡単セルフケア

巷には多くのセルフケア情報がありますが、医学的観点からその有効性と限界をお伝えします。

血行不良が原因の「青クマ」タイプ

青クマのイメージ画像

青クマは、目の周りの毛細血管が滞り、皮膚の薄い部分から透けて見えている状態です。長時間のPC・スマホ作業による眼精疲労、睡眠不足、体の冷え、ストレスなどが原因でできてしまうクマです。

  • 温冷ケア

    濡らしたタオルを電子レンジで温めた蒸しタオル(※火傷に注意)と、冷水で冷やしたタオルを、各1分ずつ交互に目元に当てるケアは、血行促進に有効です。

  • 優しいマッサージ

    アイクリームなどを塗り、滑りを良くしてから、薬指で目頭からこめかみに向かって優しくプッシュします。絶対に強くこすらないでください。

  • 色素沈着が原因の「茶クマ」タイプ

    茶クマのイメージ画像

    茶クマは、メラニン色素が皮膚に沈着してしまっている状態です。メイクを落とす際の摩擦、花粉症やアトピーなどで目をこする癖、紫外線ダメージの蓄積が原因です。

  • 美白成分配合の化粧品

    ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、アルブチンなどが配合されたアイクリームを、摩擦しないよう優しく塗布するのが有効です。

  • 徹底したUVケア

    目の周りは日焼け止めを塗り忘れやすい箇所。夏の日差しは特に強いので、年間を通してSPF30・PA++以上の日焼け止めやUVカット機能のある眼鏡を使用しましょう。

  • たるみが原因の「黒クマ」タイプ

    黒クマのイメージ画像

    黒クマは、加齢などにより目元の皮膚や筋肉(眼輪筋)がゆるみ、眼窩脂肪(がんかしぼう)が前に突出することで、その下に影ができて黒く見えている状態です。加齢によるコラーゲン・エラスチンの減少、生まれつきの骨格、眼精疲労による筋肉の衰えが原因でできるクマのことです。

  • ハリを与える化粧品

    レチノールやナイアシンアミドなど、肌にハリを与える成分配合の化粧品で進行を緩やかにするアプローチがあります。

  • セルフケアの限界とデメリット

    これらのケアで、一時的にクマが薄くなったように感じることは可能です。しかし、それはあくまで対症療法です。一度真皮層まで沈着してしまったメラニンを、化粧品だけで完全に消し去ることや、マッサージでクマを改善するには限界があります。摩擦でさらに色素沈着を悪化させてしまうケースも少なくありません。

    また、一度できてしまった「たるみ」や「くぼみ」といった構造的な問題を、セルフケアで改善するのは極めて困難です。 表情筋トレーニングも推奨されることがありますが、やり方を間違えると逆にシワを深くするリスクも伴います。特に黒クマは、最も美容医療の介入が効果的なタイプと言えます。

    アポロンクリニックのクマ治療

    アポロンクリニックでは、あなたのクマの種類、ライフスタイル、ご予算を丁寧にお伺いし、最適なプランを一緒に考えます。やみくもに高額な治療をお勧めすることは決してありませんので、ご安心ください。

    経結膜脱脂術

    経結膜脱脂術の症例写真

    施術内容:経結膜脱脂術

    治療時間:約30分

    料金:¥180,000(税込)

    リスク:腫れ、内出血、膨らみが残る、瞼が凹みすぎたと感じる、左右差など

    まぶたの裏側(結膜)からアプローチし、クマの原因となる余分な眼窩脂肪を取り除く、または適正な位置に移動・再配置する治療法です。皮膚表面に傷が残らないのが大きな特徴です。非常にバレにくく、ダウンタイムが短い術式です。腫れや内出血のピークは術後2~3日で、1~2週間程度で徐々に落ち着きます。

    こんな方におすすめ

    • 目の下のふくらみによる「黒クマ」でお悩みの方
    • 皮膚のたるみが少ない20~30代の方
    • 皮膚表面に傷跡を残したくない方
    • 「疲れ顔」「老け顔」の印象を改善したい方

    おすすめしない方/注意点

    • 皮膚のたるみが強い方
    • 目の下のくぼみが強い方(脂肪注入やヒアルロン酸注入の併用が必要なことも)
    • 重度のドライアイや眼科疾患をお持ちの方(医師に要相談
    経結膜脱脂術について詳しく見る arrow right arrow right

    裏ハムラ法

    裏ハムラ法の症例写真

    施術内容:裏ハムラ法

    治療時間:60〜90分

    料金:¥400,000(税込)

    リスク:腫れ、内出血、左右差、目がゴロゴロする、小ジワ・シワ・たるみが残るなど

    まぶたの裏側(結膜)からアプローチし、目の下のふくらみの原因である眼窩脂肪を、その下にあるくぼんだ部分へ移動・再配置することで、ふくらみとくぼみを同時に改善する手術です。

    経結膜脱脂術が脂肪を「取り除く」のに対し、裏ハムラ法は脂肪を「有効活用する」という点が大きな違いです。アポロンクリニックでは、単に脂肪を取るだけでなく、この「再配置」や「補填」の技術を駆使し、より美しい仕上がりを追求しています。

    こんな方におすすめ

    • 目の下のふくらみとくぼみが同時に目立つ「黒クマ」の方
    • 目の下のハの字の凹み(tear trough)が目立つ方
    • 皮膚のたるみが軽度で傷を残したくない方
    • 自身の組織を活用し異物を入れたくない方
    • 脱脂だけではくぼみが残る・悪化する可能性がある方
    • 目の上が窪んでいる方

    おすすめしない方/注意点

    • 皮膚のたるみが強い方
    • 眼窩脂肪が極端に少ない、または多すぎる方
    裏ハムラ法について詳しく見る arrow right arrow right

    切開ハムラ法

    切開ハムラ法の症例写真

    施術内容:切開ハムラ法

    治療時間:60〜90分

    料金:¥450,000(税込)

    リスク:腫れ、内出血、左右差、目がゴロゴロする、小ジワ・シワ・たるみが残る

    下まつ毛の際で皮膚を切開し、ふくらみの原因である眼窩脂肪をくぼんだ部分へ移動・再配置すると同時に、たるんだ余分な皮膚や眼輪筋の処理も行う手術です。裏ハムラ法が皮膚のたるみには対応できないのに対し、切開ハムラ法は皮膚のたるみも同時に改善できる点が大きな特徴です。

    こんな方におすすめ

    • 目の下のふくらみ、くぼみ、皮膚のたるみが全て顕著な「黒クマ」の方
    • シワも改善したい方
    • 中高年で加齢による目元の総合的な変化を改善したい方
    • より確実で、長期的な効果を求める方

    おすすめしない方/注意点

    • 傷跡が数ヶ月残ることに抵抗がある方
    • ダウンタイムを長く取れない方
    • 下眼瞼外反(あっかんべーの状態)のリスクに注意
    切開ハムラ法について詳しく見る arrow right arrow right

    まとめ

    クマには主に「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の3種類があり、それぞれ改善方法が異なります。もちろんセルフケアで改善は可能ですが、あくまで対症療法です。誤ったケアを続けることで、悪化することも多くあります。そのため、根本から改善するには美容医療が必要です。

    美容医療は、もはや特別なものではありません。あなたのお悩みを、専門家の力で安全かつ効率的に解消するための、賢い自己投資だと、私は考えています。2,000件以上の症例実績、大手美容クリニック若返りコンテスト優勝実績の観点から全力でサポートすることをお約束します。まずはお気軽にアポロンクリニックにご相談ください。